依頼演奏@糸島市立可也公民館

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こんにちは。
 
本日は糸島市にある可也公民館にて、弦楽四重奏の演奏を行ってまいりました。この出張演奏も今年で3回目を迎え、少しずつではありますが定着しつつあります。子どもからご高齢の方まで幅広くお越しいただき、アットホームな雰囲気の中、演奏をお楽しみいただきました。
 
この度はモーツァルト作曲のアイネ・クライネ・ナハトムジークやピアソラ作曲のリベルタンゴなどをお送りいたしました。楽器紹介ではそれぞれの楽器の特徴やオーケストラの中での役割を説明し、それぞれソロで1フレーズずつ演奏しました。ヴァイオリンはエルガー作曲の愛の挨拶をお届けし、伸びやかで美しい音色に、会場が感動で包まれました。
 
童謡「ふるさと」は弦楽四重奏を伴奏に、会場の皆様と一緒に歌いました。のどかで落ち着いた風景に歌声が溶け込んでいるように感じました。伊都キャンパスを囲む自然溢れる情景を想像させる、素敵なひと時を過ごすことができたと思います。
 
最後にはアンコールとして、大河ドラマ「篤姫」のメインテーマを演奏いたしました。この曲は1年前、アクロス福岡にて開催した第197回定期演奏会のアンコール曲としてフルオーケストラでお届けしたもので、今回は弦楽四重奏に編曲してお送りいたしました。本日の奏者の中には定期演奏会でコンサートミストレスを務めた者もおり、1年前の思い出が鮮やかに蘇ってきたことと思います。
 
演奏後には「昨年以上に胸を打つ演奏に涙がこぼれそうになった」とおっしゃる方にも出会い、心あたたまりました。来年以降もぜひこの取り組みが続き、九大フィルと糸島市の皆様をつなぐ恒例の行事となれば、これほどうれしいことはありません。
 
出張演奏では、弦楽四重奏などフルオーケストラに比べると小さな編成ではありますが、お聴きいただく皆様との距離感も近いため、一体化して音楽を楽しむことができます。今後も九大フィルの地域に根ざした活動を通して、福岡にお住まいの皆様に音楽に興味を持っていただくきっかけ作りができれば幸いです。

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